20世紀日本人名事典 「ささきふさ」の解説
ささき ふさ
ササキ フサ
大正・昭和期の小説家
- 生年
- 明治30(1897)年12月6日
- 没年
- 昭和24(1949)年10月4日
- 出生地
- 東京
- 本名
- 佐佐木 房子
- 旧姓(旧名)
- 大橋
- 学歴〔年〕
- 青山学院英文科〔大正8年〕卒
- 経歴
- 大正元年受洗。8年聖書を児童向けに書き下ろした「イスラエル物語」を処女出版。次いで「葡萄の花」「断髪」を大橋房の名で出版。12年第9回万国婦人参政権大会出席のため渡欧、14年芥川龍之介の媒酌で佐々木茂索と結婚。15年「ある対位」、昭和3年「女人芸術」に参加、「遠近」「ある日の出来事」「思ひ合はす」などを発表、5年には短編集「豹の部屋」を刊行。16年満州、北支旅行、18年伊東市へ疎開。戦後「おばあさん」「ゆがんだ格子」など。没後「ささきふさ作品集」が出された。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報