サムホール(読み)さむほーる

日本大百科全書(ニッポニカ) 「サムホール」の意味・わかりやすい解説

サムホール
さむほーる

油絵用具の一種で、底に親指を入れて片手で支えられるように穴のあいている小型のスケッチ箱。原義は親指の穴thumb holeだが、これは日本の画材店が考案して売り出したときにつけた名称で、和製英語である。また、このスケッチ箱に収納して持ち歩けるスケッチ板のこともサムホールといい、転じてサムホール判という画面サイズの名称となった。22.7×15.8センチメートルで日本式カンバスサイズの1号Fに近い大きさである。

長谷川三郎

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「サムホール」の意味・わかりやすい解説

サムホール
thumb-hold

小型のスケッチ箱とスケッチ用の板。箱の底の穴に親指を入れて持つことからこの名がある。このスケッチ板のサイズから転じて画面のサイズの呼称。 22.7× 15.8cm。一般に用いられる画面として最小のもの。

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