C7H5O3Na(160.10).やや過剰のサリチル酸と炭酸ナトリウムとを水溶液中で加熱すると,分解点260~261 ℃ の鱗(りん)状結晶の正塩が得られる.光により淡赤色となり,メタノール,エタノール,水に可溶.水溶液はやや酸性を示す.この正塩をサリチル酸水溶液から再結晶すると酸性塩NaC7H5O3・C7H6O3が得られる.また,正塩をそのまま減圧蒸留するとジナトリウム塩Na2C7H4O3が得られる.解熱・鎮痛剤のほか,のり,にかわなどの保存用薬品として用いられる.LD50 1.6 g/kg(マウス,経口).[CAS 54-21-7]
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...