ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「サンギーヌ」の意味・わかりやすい解説 サンギーヌsanguine 血のような赤色や,赤みを帯びた色で彩色をしたチョーク(白亜)またはクレヨンによるデッサン。通常,用いられる顔料はなんらかのかたちの酸化鉄を含む胡粉か粘土である。『最後の晩餐』のためのデッサンに用いたレオナルド・ダ・ビンチをはじめ,ミケランジェロ,ラファエロ・サンツィオ,アンドレア・デル・サルトら,15~16世紀の画家たちに広く採用された。質量感や雰囲気の表現に特に適しており,ベネチア派やその影響を受けたペーテル・パウル・ルーベンス,アントアーヌ・ワトーらが好んで描いた。サンギーヌに白色,黒色をあわせて用いる画法はトロワクレヨン(三色クレヨン)と呼ばれる。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by
日本大百科全書(ニッポニカ) 「サンギーヌ」の意味・わかりやすい解説 サンギーヌさんぎーぬ →コンテ 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by