サンタクルスデテネリフェ(その他表記)Santa Cruz de Tenerife

デジタル大辞泉 の解説

サンタクルス‐デ‐テネリフェ(Santa Cruz de Tenerife)

スペインカナリア諸島の主島テネリフェ島にある都市。同島北東部に位置し、グランカナリア島ラスパルマス‐デ‐グランカナリアと共に、カナリア諸島自治州の州都。16世紀から17世紀にかけて、アメリカ大陸との中継地として発展した。同諸島最大の港を有し、漁業が盛ん。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

サンタクルスデテネリフェ
Santa Cruz de Tenerife

アフリカ大陸北西岸沖,カナリア諸島最大の島テネリフェ島にある港湾都市。スペインの島嶼県サンタクルスデテネリフェ県の県都で,島の北東岸に位置する。 1494年建設。 19世紀後半バナナトマトの取引中心地となり,その後港湾施設が拡充され,観光業が盛んになるにつれて急速に発展。現在大西洋航路の重要な給油地で,石油精製施設をもつ。市内にはコンセプシオン聖堂,考古学博物館,劇場,闘牛場などがある。降水量が少く,水は内陸山地から導水管で送られる。市の南郊にあるロスロデオス空港では,1977年3月 27日,ジャンボ機同士の衝突により死者 500人をこえる大惨事が起った。人口 18万 9317 (1991推計) 。

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百科事典マイペディア の解説

サンタ・クルス・デ・テネリフェ

スペイン領,カナリア諸島テネリフェ島北東岸の港湾都市。カナリア諸島第1の都市で,温暖な気候風光に恵まれた観光地。大西洋航路の寄港地で,バナナ,タバコブドウ酒などを輸出する。20万4476人(2011)。

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世界大百科事典(旧版)内のサンタクルスデテネリフェの言及

【カナリア[諸島]】より

…テネリフェ島にある活火山テイデは標高3710mで,スペインの最高峰。カナリア諸島は行政上,東半分のラス・パルマス(主都ラス・パルマス)と西半分のサンタ・クルス・デ・テネリフェ(主都サンタ・クルス・デ・テネリフェ)の2県に分かれる。気候は年間を通じて温暖だが,降水量はとくに東部諸島で少ない。…

【テネリフェ[島]】より

…島の産業は農業と漁業。行政上の中心は東部の港市サンタ・クルス・デ・テネリフェ(人口18万5899。1982)で,石油精製所とタバコ工場がある。…

※「サンタクルスデテネリフェ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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