Tenerife island
大西洋カナリア諸島最大の火山島。長径(南西~北東)約85km,短径約55km,面積450km2のほぼ三角形を呈し,玄武岩質溶岩流・スコリア丘からなる楯状火山を主体とする。島の東西両端に,深い侵食谷に刻まれた古い楯状火山(11.6~1.9Ma)の一部が残存し,中心部に1.8Ma以降活動を続ける楯状火山がある。この楯状火山はベイサナイト質溶岩流と約180のスコリア丘などからなり,3方向のリフトゾーンをもつ。頂部には0.8~0.7Maに形成された長径約25kmの楕円形のカルデラがあり,高さ700m,10km以上連なる南壁にはベイサナイト質の溶岩流とスコリア,フォノライト質の火砕流・降下軽石堆積物などが露出して,複雑な形成過程をうかがわせている。海抜2,000m前後のカルデラには,その北半を埋めてカナリア諸島最高峰の成層火山Teideがそびえる。海抜3,715m,カルデラ底からの比高1,500m,体積40km3の円錐火山体であるが,その斜面の大部分は細く長い無数のフォノライト質溶岩流で覆われている。14・15世紀に活動したらしい。近年の噴火はいずれもリフトゾーンで起きており,1704~06,98,1909年に溶岩流出を行っている。
執筆者:守屋 以智雄
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
大西洋、モロッコ沖のスペイン領カナリア諸島の主島。面積2057平方キロメートル、人口70万1034(2001)。気候温暖、風光明媚(めいび)な観光地。アルカリ岩系の活火山島で、有史以後も1909年までに数回噴火。巨大なカルデラ内の中央火口丘テイデ山Teide(標高3718メートル、スペインの最高峰)は、黒曜岩、フォノライトなどからなる成層火山。中心都市はサンタ・クルスだが、文教の中心はラ・ラグナ。
[諏訪 彰]
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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