テネリフェ島(読み)テネリフェトウ(その他表記)Tenerife

デジタル大辞泉 「テネリフェ島」の意味・読み・例文・類語

テネリフェ‐とう〔‐タウ〕【テネリフェ島】

Tenerife大西洋、モロッコ沖にあるスペインカナリア諸島の主島。北東部にカナリア諸島自治州の州都サンタクルス‐デ‐テネリフェほかサンクリストバル‐デ‐ラ‐ラグナ、プエルト‐デ‐ラ‐クルスなどの都市があり、気候温暖な観光保養地として知られる。スペイン最高峰テイデ山(標高3718メートル)があるテイデ国立公園世界遺産自然遺産)に登録されている。

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最新 地学事典 「テネリフェ島」の解説

テネリフェとう
テネリフェ島

Tenerife island

大西洋カナリア諸島最大の火山島。長径(南西北東)約85km,短径約55km,面積450km2のほぼ三角形を呈し,玄武岩質溶岩流・スコリア丘からなる楯状火山を主体とする。島の東西両端に,深い侵食谷に刻まれた古い楯状火山(11.6~1.9Ma)の一部が残存し,中心部に1.8Ma以降活動を続ける楯状火山がある。この楯状火山はベイサナイト質溶岩流と約180のスコリア丘などからなり,3方向のリフトゾーンをもつ。頂部には0.8~0.7Maに形成された長径約25kmの楕円形のカルデラがあり,高さ700m,10km以上連なる南壁にはベイサナイト質の溶岩流とスコリア,フォノライト質の火砕流降下軽石堆積物などが露出して,複雑な形成過程をうかがわせている。海抜2,000m前後のカルデラには,その北半を埋めてカナリア諸島最高峰の成層火山Teideがそびえる。海抜3,715m,カルデラ底からの比高1,500m,体積40km3の円錐火山体であるが,その斜面大部分は細く長い無数のフォノライト質溶岩流で覆われている。14・15世紀に活動したらしい。近年噴火はいずれもリフトゾーンで起きており,1704~06,98,1909年に溶岩流出を行っている。

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改訂新版 世界大百科事典 「テネリフェ島」の意味・わかりやすい解説

テネリフェ[島]
Tenerife

大西洋のカナリア諸島中最大の島。スペイン領。面積2053km2アフリカに近いわりに気候は温暖で,美しい自然に恵まれているため,観光地として発展した。島の中央部には雪をいただく雄大なテイデ火山(スペインの最高峰。3718m)がそびえ,西の海岸にはカナリア諸島の珍しい蘭の庭園がある。島の産業は農業と漁業。行政上の中心は東部の港市サンタ・クルス・デ・テネリフェ(人口20万0015,2001)で,石油精製所とタバコ工場がある。文化の中心はラ・ラグナ(人口10万6146,1982)で,テネリフェの司教座と18世紀に設立されたラ・ラグナ大学がある。
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日本大百科全書(ニッポニカ) 「テネリフェ島」の意味・わかりやすい解説

テネリフェ島
てねりふぇとう
Tenerife

大西洋、モロッコ沖のスペイン領カナリア諸島の主島。面積2057平方キロメートル、人口70万1034(2001)。気候温暖、風光明媚(めいび)な観光地。アルカリ岩系の活火山島で、有史以後も1909年までに数回噴火。巨大なカルデラ内の中央火口丘テイデ山Teide(標高3718メートル、スペインの最高峰)は、黒曜岩、フォノライトなどからなる成層火山。中心都市はサンタ・クルスだが、文教の中心はラ・ラグナ。

[諏訪 彰]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「テネリフェ島」の意味・わかりやすい解説

テネリフェ島
テネリフェとう
Isla de Tenerife

アフリカ大陸北西岸沖,カナリア諸島最大の島。スペインの島嶼県サンタクルスデテネリフェ県の主島をなし,北東岸に県都サンタクルスデテネリフェがある。北東方向に細長く突き出した三角形の火山島で,中央部にテイデ山 (3718m) がそびえる。住民の大半は山麓の海岸地帯に住み,特に県都および北岸沿いに集中。ナツメヤシ,サトウキビ,穀類,果樹などの栽培が盛んなほか,観光業が重要な産業で,美しい砂浜を中心に海浜保養施設が完備している。主要集落は県都のほか,ララグナ,ラオロタバ,イコド,プエルトデラクルスなどで,道路で結ばれる。テイデ山周辺はテイデ国立公園に指定されており,2007年世界遺産の自然遺産に登録された。面積 2058km2。人口 65万 8884 (1982推計) 。

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