サンタマリア大聖堂(読み)サンタマリアダイセイドウ

デジタル大辞泉 「サンタマリア大聖堂」の意味・読み・例文・類語

サンタマリア‐だいせいどう〔‐ダイセイダウ〕【サンタマリア大聖堂】

Concatedral de Santa Maríaスペイン西部の都市カセレスにある大聖堂。13世紀創建のロマネスク様式教会に起源し、15世紀から16世紀にかけてゴシック様式建造内部の一部にスペイン独自のルネサンス建築様式の一つ、プラテレスコ様式がみられる。14世紀の木彫「黒いキリスト」像と聖週間行列が有名。1986年に「カセレスの旧市街」として世界遺産(文化遺産)に登録された。サンタマリア准司教座教会

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旺文社世界史事典 三訂版 「サンタマリア大聖堂」の解説

サンタ−マリア大聖堂
サンタ−マリアだいせいどう
Santa Maria del Fiore

フィレンツェにある大聖堂
「花の聖母」を意味するサンタ−マリア−デル−フィオーレが正式な名称。初期ルネサンス様式の傑作であり,ルネサンス文化のシンボル的な存在として有名。ジョット設計監督による鐘楼,ブルネレスキによる大円蓋など当時の技術の粋を集めてつくられた。

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世界大百科事典(旧版)内のサンタマリア大聖堂の言及

【ブルゴス】より

…スペイン北部,カスティリャ・レオン地方の主都。人口15万2545(1981)。かつては旧カスティリャ地方の主都であった。アストゥリアス王国の国土回復戦争の前線基地として884年に創建され,11世紀にカスティリャ・レオン王国の首都になった。1494年にはすべてのカスティリャ王国の海外貿易(とくに羊毛)および北部諸港の権利は,ブルゴスのギルド(コンスラード)の管轄下にはいり,のちのセビリャの通商院の手本となった。…

※「サンタマリア大聖堂」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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