スペインのほぼ中央部、首都マドリードの南約70km、カスティーリャラマンチャ州の州都トレド(Toledo)旧市街のサントトメ通りにある教会。トレド駅からバスで約10分の場所にある。比較的小さな教会だが、宮廷画家として活躍したエル・グレコ(El Greco、1541~1614年)の傑作の一つとされている「オルガス伯の埋葬」があることで知られている。レオン王国の王、のちにカスティーリャ王国の王となったアルフォンソ6世(1040~1109年)が建設し、14世紀にオルガス伯爵により再建されたもので、ムデハル様式の鐘楼(しょうろう)がある。◇現地名は「Iglesia de Santo Tome」。