サントル運河(読み)サントルウンガ(その他表記)Canal du Centre

デジタル大辞泉 「サントル運河」の意味・読み・例文・類語

サントル‐うんが【サントル運河】

ベルギー西部、エノー州にある運河ラ‐ルビエールとティウの間を結ぶ。全長約20キロメートル。1888年から1917年にかけて、67メートル高低差を解消するための船舶昇降機が建造。1998年に「ラ‐ルビエールとル‐ルーにあるサントル運河の四つリフトとその周辺」の名称世界遺産文化遺産)に登録された。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「サントル運河」の意味・わかりやすい解説

サントル運河
さんとるうんが
Canal du Centre

フランス中部、ローヌ川の支流ソーヌ川ロアール川を結ぶはしけ用内陸運河。全長約116キロメートル。閘門(こうもん)式で、ソーヌ川に臨むシャロン・シュル・ソーヌからロアール川に臨むディゴアンに至る。1784年に着工され、1792年に開通した。これによって、地中海からロアール川を経てセーヌ川まで、初めて舟運を通ずることができるようになった。

 なお、ベルギーに同名の運河があり、世界遺産に登録されている。本項の運河とは別のものである。

青木栄一・青木 亮]

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