最新 地学事典 「サンドウェーブ」の解説
サンドウェーブ
sand wave
水流(河川流・潮流・海流・沿岸流など)によって形成された波長数m~数百m程度の波状地形を示すベッドフォーム。砂浪,砂波などとも。波状地形の波長によって,波長30m以上をサンドウェーブ,それ以下で60cm以上をメガリップルと区別する場合や,波状地形の頂線が直線的なもの(二次元的波状地形)をサンドウェーブ,曲線的なもの(三次元的波状地形)をデューンと呼ぶ場合もあるが,これらが連続的に変化することから一括して水成デューンと呼ぶことが提唱されている。波高は波長とともに大きくなり,最も大きいものでは数十mに達する。底質は中粒砂から細礫にわたる範囲で形成され,底質が粗粒なほど波長は大きくなる。水深数m~数百mの範囲から報告されているが,一般には陸棚以深の水深に多い。日本では,備讃瀬戸や豊後水道,大隅海峡や津軽海峡など潮汐流や海流が集中する場所に発達。また河川では,中規模河床形態である砂州のつくる河床の起伏を総称したものを河床波(sand wave)と呼んでいる。
執筆者:池原 研
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

