日本大百科全書(ニッポニカ) 「ザイサン湖」の意味・わかりやすい解説 ザイサン湖ざいさんこЗайсан/Zaysan カザフスタン共和国東部にある湖。タルバガタイ山脈、サウル山脈および南アルタイ山脈に囲まれた盆地にある。中国領からチョールヌイ・イルティシ川(「黒いイルティシ川」の意)が流入し、湖北部からイルティシ川本流(白いイルティシ川)となって流れ出している。かつての湖面積は約1800平方キロメートルであったが、ブクタルミンスク・ダムの建設により約5500平方キロメートルに拡大した。漁業が盛んでチョウザメがとれる。[小宮山武治] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ザイサン湖」の意味・わかりやすい解説 ザイサン湖ザイサンこozero Zaisan カザフスタン東端部にある湖。アルタイ山地とタルバガタイ山脈の間の地溝帯に位置する。オビ川の支流イルトゥイシ川が東岸から流入し,北西岸から流出する。面積は当初約 1800km2であったが,湖の下流のイルトゥイシ川にブフタルマ水力発電所が建設された結果,湖の水位が上昇,総面積も 5500km2となった。 11月末~4月末は結氷。漁業が盛んで,船便もある。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報