シエフレーラ(読み)しえふれーら

日本大百科全書(ニッポニカ) 「シエフレーラ」の意味・わかりやすい解説

シエフレーラ
しえふれーら
[学] Schefflera

ウコギ科(APG分類:ウコギ科)の常緑高木または低木。この属は熱帯および亜熱帯に150種分布し、日本には鹿児島県以南にフカノキが分布する。一般には観葉植物として栽培される。台湾と中国に自生するヤドリフカノキは常緑の掌状葉を互生し、古くなると幹から気根を出す。この変種で掌状葉の葉片が丸みをもつホンコンカポックは人気があり、よく栽培される。さらに葉片に斑(ふ)の入るフイリホンコンカポックもよく栽培される。性質はじょうぶで、冬季は3~5℃以上で管理するのがよい。日陰に強く、室内でもよく育つ。繁殖挿木または取木による。

[坂梨一郎 2021年11月17日]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

春闘

春の時期に労働組合が一斉に賃上げ、労働条件の改善に関する交渉を行なうこと。欧米では、産業別に強力な労働組合が存在し、それらが労働条件改善への闘争を繰り広げて成果を得てきた。だが、日本では企業ごとに労働...

春闘の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android