しっこ(読み)シッコ

精選版 日本国語大辞典 「しっこ」の意味・読み・例文・類語

しつこ

  1. ( 形容詞「しつこい」の語幹 ) うるさいこと。くどくどしいこと。執念深いこと。感動表現に用いる。
    1. [初出の実例]「しつこのけぶりや、そちへゆけそちへゆけ」(出典:御伽草子・福富長者物語(室町末))
    2. 「三吉野の膝に靠(もた)れる。『オオ、しつこ』とこなしある」(出典歌舞伎濃紅葉小倉色紙(1816)口明)

しっ‐こ

  1. 〘 名詞 〙 小便をいう幼児語。
    1. [初出の実例]「尿(シッコ)が出たいのか。よしよし」(出典:続俳諧師(1909)〈高浜虚子〉四八)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「しっこ」の読み・字形・画数・意味

呼】しつこ

しかりよぶ。〔戦国策、秦三〕夏・太呼して三軍(おどろ)かす。然れども身は庸夫(ようふ)に死せり。此れ皆至に乘じて、理にばざればなり。

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【執】しつこ

杯をもつ。

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【膝】しつこ

膝ばかま。

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出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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