ドイツ北部,メクレンブルク・フォアポンメルン州の州都。人口10万2878(1999)。シュウェリーン湖(63km2)の南西岸に位置する。中世におけるドイツ人の東部植民を背景に成立した。古くは原住スラブ人の砦。12世紀にザクセン公ハインリヒ獅子公の支配下に入り,都市として発展。本来,防衛上の要衝であったが,ハインリヒ獅子公がここに司教座を置いてからは宗教上の中心地ともなり,同時に東西交易の中枢地として経済活動も活発化した。しかし当初から領主の強い支配を受けたため,ハンザ都市のような独立性に乏しく,居城都市,司教座都市としての性格が濃厚であった。今日も残るゴシック様式の旧大聖堂(14~15世紀)とシャンボール城をモデルとする居城(19世紀半ば)が,こうした性格を物語る。14世紀中ごろ以降メクレンブルク公の支配下に入り近代を迎えた。最近では船舶装備品製造,化学・食品工業,皮革製造,印刷業が盛ん。
執筆者:高橋 理
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