シュエシャン山脈(読み)シュエシャンさんみゃく(その他表記)Xueshan shanmai

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「シュエシャン山脈」の意味・わかりやすい解説

シュエシャン(雪山)山脈
シュエシャンさんみゃく
Xueshan shanmai

タイワン (台湾)北部にある北東から南西方向の山脈。主峰はシュエ (雪) 山で標高 3886m。北西側はタイペイ (台北) 盆地タオユワン (桃園) 台地に接し,南東側はターチヤ (大甲) 渓,ランヤン (蘭陽) 渓を隔ててチョンヤン (中央) 山脈に続く。北東は太平洋に迫り,サンティヤオ (三貂) 岬で終わる。冬季は北東季節風によって積雪が多い。森林に覆われ,山腹では樟脳(しょうのう)を産する。山麓ではチャ(茶)の栽培が盛ん。山間の盆地や緩傾斜地では台湾先住民アワサツマイモなどを栽培している。ウーライ (烏来)は観光地となっている。

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