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シュタンスの和約(読み)シュタンスのわやく(その他表記)Stanser Verkommnis

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「シュタンスの和約」の意味・わかりやすい解説

シュタンスの和約
シュタンスのわやく
Stanser Verkommnis

1481年スイス誓約同盟 (→八州同盟 ) の加入をめぐって結ばれたスイス諸州間の和約。ブルゴーニュ戦争後スイスでは都市州と農村州の反目が起り,分裂危機に襲われた。都市州はブルゴーニュ戦争に活躍したフリブールとゾロトゥールンをスイス誓約同盟に加入させようとしたが,これらの2都市州の加入は誓約同盟の構成のバランスをくずして農村州にとって不利となるからであった。この危機はニコラウスフォンフリューエという隠修士調停に乗出したことで回避され,81年シュタンスの地で和約が成立した。この結果八州同盟にフリブール,ゾロトゥールン2州が加わり,誓約同盟は 10州から構成され,強化された。

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世界大百科事典(旧版)内のシュタンスの和約の言及

【ウンターワルデン[州]】より

…しかし,1974年に婦人参政権を認め,伝統的な場所でランツゲマインデを開催するには集会場所が狭くなり,まだ廃止される可能性が残されている。ブルゴーニュ戦争勝利後のスイス分裂の危機を救い,シュタンスの和約(1481)を結ばせた隠修士ニコラウス・フォン・フリューエNikolaus von Flüeはこの地の支配階級の出であった。【森田 安一】。…

※「シュタンスの和約」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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