熱電子効果(読み)ネツデンシコウカ(その他表記)thermoelectronic effect

デジタル大辞泉 「熱電子効果」の意味・読み・例文・類語

ねつでんし‐こうか〔‐カウクワ〕【熱電子効果】

高温金属半導体などから、内部運動エネルギーを得た熱電子放出される現象。発見者および理論研究者の名をとり、エジソン効果リチャードソン効果ともいう。

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精選版 日本国語大辞典 「熱電子効果」の意味・読み・例文・類語

ねつでんし‐こうか‥カウクヮ【熱電子効果】

  1. 〘 名詞 〙ねつでんしほうしゅつ(熱電子放出)

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法則の辞典 「熱電子効果」の解説

熱電子効果【thermoelectronic effect】

真空中で金属板を加熱すると電子の放出が起こる.対陰極に正の電位を与えると電流が流れる(エディソン効果*).この際の電流の密度リチャードソン方程式*,およびリチャードソン‐ダッシュマンの式*に従う.金属板のほか,アルカリ土類金属の酸化物などが熱電子放射の能力が大きく,真空管やレーザー管の熱陰極としては,加熱用のフィラメントを内蔵したカソード表面にこれらを塗布したものが用いられている.

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