20世紀西洋人名事典 「ショーンオケーシー」の解説
ショーン オケーシー
Sean O’Casey
1880.3.31 - 1964.9.18
アイルランドの劇作家。
ダブリン生まれ。
父を早くなくしたため働きにでて労働運動や、独立運動にも参加した。独学で文学を学び、スラム生活を取材した「革命戦士の影」(1923年)から本格的に劇作に励む。自作「ジュノーと孔雀」(’24年)は大好評であった。写実的傾向から表現主義へ次第に移行し、「銀杯」(’28年)はアイルランドのアベイ劇場では上演されず、イギリス永住を決意した。ほかに「鋤と星」(’26年)や、自伝「肩をたたく」以下全6巻(’39〜54年)などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報