20世紀西洋人名事典 「ショーンオフェイロン」の解説
ショーン オフェイロン
Sean O’Faolain
1900.2.22 - 1991.4.20
アイルランドの作家。
青年時代に独立運動に参加した後、渡米しハーバード大学に学ぶ。革命運動の経験を生かした短編集「真夏の夜の狂乱」(’32年)で注目を浴びる。’33年にアイルランドに戻るが、故国を批判し、風刺したため不評を買った。他に、鋭い感性と知性が示された長編「小鳥のみ」(’36年)、「エリンへ帰れ」(’40年)などといった小説を書いた。代表的な革命家を題材にした伝記も多数発表している。その他に’20年代作家論「消えてゆくヒーロー」(’56年)がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報