20世紀西洋人名事典 の解説
ジェイムス チャドウィック
James Chadwick
1891.10.20 - 1974.7.24
英国の物理学者。
元・ゴンヴィル・アンド・キース・カレッジ学長。
マンチェスター生まれ。
マンチェスター大学卒業後、同大学物理学研究所のラザフォードのもとで、放射能の研究をする。1919年よりキャンベンディシュ研究所員となる。天然のα粒子が引き起こす軽元素の原子変換の研究を行う。核反応がおきる時、γ線から出る放射線についても研究し、’32年それが陽子とほぼ同じ質量の電気的中性の粒子からなる事を発見。’35年その研究に対し、ノーベル物理学賞が贈られた。’48年ケンブリッジ大学のゴンヴィル・アンド・キーズ・カレッジの学長となる。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報