現代外国人名録2016 「ジェフリーアーチャー」の解説
ジェフリー アーチャー
Jeffrey Howard Archer
- 職業・肩書
- 作家,政治家 英国上院議員 元英国保守党副幹事長
- 国籍
- 英国
- 生年月日
- 1940年4月15日
- 出生地
- ロンドン
- 本名
- Archer of Weston-super-mare
- 学歴
- オックスフォード大学〔1966年〕卒
- 経歴
- 職業軍人の子として生まれる。大学在学中はスプリンターとして活躍、100ヤード9.6秒の記録を持ち、またビートルズを呼んでチャリティー・コンサートを開いた。卒業後アロー・エンタプライズ社を設立し、チャリティー・コンサートのプロデュースを手がけるが、やがて政界に進出。1966年史上最年少(26歳)で大ロンドン市議会議員となり、’69年最年少議員として保守党より下院入りを果たした。’74年投機に失敗して破産、議員を辞職するが、’76年借金返済のために書いた小説「百万ドルをとり返せ!」がベストセラーとなり作家としてデビュー。以降「大統領に知らせますか?」「ケインとアベル」「ロスノフスキ家の娘」「めざせダウニング街10番地」「ツァーの王冠」「無罪と無実の間」「チェルシー・テラスへの道」など次々とヒット作を発表。’85年サッチャー首相(当時)に才能を買われ保守党副幹事長に就任したが、’86年売春婦がらみのスキャンダルで辞任、’87年裁判で全面勝訴し、保守党スポークスマンとして復帰。’90年サッチャー首相退任時には叙勲リストから外されたが、’92年1代男爵(上院議員)となる。’99年9月買春疑惑の追及を逃れるためのアリバイ工作が発覚し、司法妨害などの罪で逮捕、起訴される。2001年7月ロンドン刑事裁判所により禁固4年の実刑判決を受け服役。2003年出所、2006年「フォールス・インプレッション(ゴッホは歎く)」を出版、旺盛な創作活動を再開。他の著書に「ジェフリー・アーチャー 日本を糺す」(1993年)、「メディア買収の野望」(’96年)、「獄中記 地獄篇・煉獄篇」(2002年)、「運命の息子」(2003年)、「プリズン・ストーリーズ」(2006年)、「誇りと復讐」(2008年)、「遥かなる未踏峰」(2009年)、「15のわけあり小説」(2010年)など。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報