現代外国人名録2016 「ジャックヒギンズ」の解説
ジャック ヒギンズ
Jack Higgins
- 職業・肩書
- 作家
- 国籍
- 英国
- 生年月日
- 1929年7月27日
- 出生地
- タイン・アンド・ウェア州ニューカッスルアポンタイン
- 本名
- パターソン,ヘンリー〈Patterson,Harry〉
- 別名
- 別名=パターソン,ハリー〈Patterson,Harry〉, グレアム,ジェームス〈Graham,James〉, マロウ,ヒュー〈Marlowe,Hue〉, ファロン,マーティン〈Fallon,Martin〉
- 学歴
- リーズ教員学校,ロンドン大学卒
- 経歴
- 北アイルランドのベルファストで幼年時代を送り、母の再婚により、イングランドのリーズに移り住む。15歳までにイギリス文学の作品を読破し、その後は米国、フランス、ロシアなどの文学に眼を向けるようになった。やがて自らも短編小説を書くようになり、新聞の懸賞小説などに応募した。第二次大戦中は従軍し、空輸隊員としてベルリンに勤務したこともある。20歳で除隊。カレッジを目指すが、失敗してリーズ教員学校に入るまでの6年間、職を転々としながら作家修行を続けた。その後ロンドン大学に入学し、卒業後リーズの下町に教師の職を得るが、やがて教職を辞し、1970年以降は創作活動に専念する。’64年「闇の航路」などを発表。’75年第二次大戦を舞台にした「鷲は舞い降りた」が世界的なベストセラーとなり、英国国外にも広く知られるようになった。そのほかハリー・パターソンなど多くの筆名を用いて、スケールの大きな冒険小説を執筆、数々のベストセラー生み出している。他の著書にアイルランド紛争を背景にした「死にゆく者への祈り」(’77年)、「テロリストに薔薇を」(’82年)、「狐たちの夜」(’86年)や「神の最後の土地」(’71年)、「鷲は飛び立った」(’90年)、「双生の荒鷲」(’98年)、「審判の日」(’99年)、「報復の鉄路」(2002年)、「消せない炎」(2006年)など。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報