20世紀西洋人名事典 「ジャンロラン」の解説
ジャン ロラン
Jean Lorrain
1855 - 1906
フランスの詩人,物語作家,劇作家,ジャーナリスト。
本名Paul Duval。
「クーリエ・フランセ」紙、「ジュールナル」紙等に協力。罪人、娼婦などの悪徳への嗜好を意識し、又底辺に郷愁を求める欲求が現れている。作品は代表作「ブーグルロン氏」(1897年)で、念入りで輝かしい用語で悪の陶酔、博学な背徳の場面を描写した。作品に詩集「燃ゆる影」(1897年)、「秋の魂」(1897年)、「老女学校」(1905年)などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報