20世紀西洋人名事典 「ジョアンミロ」の解説
ジョアン ミロ
Joan Miró
1893.4.20 - 1983.12.25
スペインの画家,陶芸家,版画家。
バルセロナ生まれ。
バルセロナの美術学校で学ぶ。1918年バルセロナで初個展を開催、翌年パリに出る。’24年シュルレアリズム運動に参加し、幻覚的、オートマティスム的絵画を描く。’36年スペイン内乱に刺激を受けて描かれた壁画「刈り入れ人」をパリ万国博覧会スペイン共和国館に発表。第二次世界大戦中「星座」の連作に取り組み、象形文字化された星や女、鳥などが夢幻的な空間を浮遊する詩情溢れる絵画世界を達成。’48年渡米。’56年以降はスペインで旺盛な制作活動を続ける。オブジェ、彫刻、陶器等も手がけ、主な作品に「農園」(’22年)、「アルルカンの謝肉祭」(’25年)等。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報