20世紀西洋人名事典 「ジョセフィンベーカー」の解説
ジョセフィン ベーカー
Joséphine Baker
1906.4.12.(6.3.説あり) - 1975.4.12
フランスのシャンソン歌手,ダンサー。
セントルイス生まれ。
本名ジョセフィーヌ・バケル。
父はスペイン人、母は黒人で、1925年黒人レビュー団ブラック・バーズの一員としてパリで公演し、注目される。以後、パリに留まりシャンソンを歌い始め、’30年「二人の恋人」の大ヒットでレビュー界のスターとなる。その後、フランス国籍を取得。第二次世界大戦中は北アフリカで舞台に立つ傍ら、連合軍に協力し、空軍中尉として活躍。戦後は人種差別撤廃運動を展開し、’49年にはフランスの古城を入手して世界各国の孤児救済活動を行い、’54年に来日、エリザベス・サンダー・ホームを訪問。’73年カーネギー・ホールに出演。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報