20世紀西洋人名事典 「ジョゼフデルテイユ」の解説
ジョゼフ デルテイユ
Joseph Delteil
1894 - ?
フランスの作家。
戦後文学の代表的存在で、第一次大戦直後より多くの小説を発表し、史上の偉人を題材に叙情性と写実性が微妙に混じり合った作風を特徴とする。1923年の処女作「アムール河にて」をはじめ、「ジャンヌ・ダルク」(’25年)等の作品を発表するが、’30年頃より精神上の問題から文筆活動を絶ち、その後は「イエス2世」(’47年)など数点の作品に留まる。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報