20世紀西洋人名事典 「ジョン.J.オズボーン」の解説
ジョン.J. オズボーン
John James Osborne
1929.12.12 -
英国の劇作家。
ロンドン生まれ。
ジャーナリスト、俳優を経て1956年5月8日「怒りをこめてふり返れ」で一夜にして、有名作家になり旋風を巻き起こす。’57年「ジョージ・ディロンへの墓碑銘」を合作し、「芸人たち」を発表したが不評。次いで、’56年ミュージカル仕立ての「ポール・スリッキーの世界」、’68年写実的な風俗劇「アムステルダムのホテル」など、色々な作風で執筆。一番の長所は、初期の作品に見られる、ほとんど一人芝居といってもよい主人公の台詞のエネルギーにあるように思われる。他にテレビ・ドラマ・映画の台本「トム・ジョーンズ」がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報