デジタル大辞泉 「スタンリー滝」の意味・読み・例文・類語 スタンリー‐たき【スタンリー滝】 《Stanley Falls》コンゴ民主共和国北東部、コンゴ川中流にかかるボヨマ滝の旧称。滝を踏査した探検家ヘンリー=スタンリーの名にちなむ。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
改訂新版 世界大百科事典 「スタンリー滝」の意味・わかりやすい解説 スタンリー滝 (スタンリーたき)Stanley Falls アフリカ中部,コンゴ民主共和国(旧,ザイール)のコンゴ川中流にかかる滝の総称。キサンガニ(旧名スタンリービル)とその上流約100kmのウブンドゥ間に七つの滝をもつ。最下流のものが最大で(幅約750m),約42km上流に次の滝,さらに約35km上流から五つの滝が連続する。落差は小さく,合計約70mであるが,船が通れないため,鉄道がこれを補っている。コンゴ川はここから上流ではルアラバ川と呼ばれる。滝の名は1876年に踏査したH.スタンリーにちなむが,コンゴ民主共和国ではボヨマBoyoma滝と呼ぶ。執筆者:戸谷 洋 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
百科事典マイペディア 「スタンリー滝」の意味・わかりやすい解説 スタンリー滝【スタンリーたき】 アフリカ中部,コンゴ川の中流部,コンゴ民主共和国北東部のキサンガニ〜ウブソドゥ間にある7個の滝の総称。落差合計約70m,幅は最大約800m。この間は航行不能のため鉄道で結ばれる。名はH.スタンリーにちなむが,コンゴ民主共和国ではボヨマ滝という。→関連項目キサンガニ|コンゴ[川] 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
日本大百科全書(ニッポニカ) 「スタンリー滝」の意味・わかりやすい解説 スタンリー滝すたんりーたきStanley Falls アフリカ中央部、コンゴ民主共和国(旧ザイール)東部のコンゴ(ザイール)川のうち、キサンガニ付近より上流約100キロメートルの間の急流部をいう。この区間に七つの滝があり、落差はあわせて約70メートルと小さいが、舟運にとっては大きな障壁となっている。コンゴ川はここより上流をルアラバ川ともよぶ。なお、この滝の名称は、欧米人としてこの地を初めて訪れた探検家スタンリーの名に由来するが、コンゴ民主共和国ではボヨマ滝とよび、現在はワゲニア滝と改称されている。[田村俊和] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例