スベスベマンジュウガニ(その他表記)Atergatis floridus

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「スベスベマンジュウガニ」の意味・わかりやすい解説

スベスベマンジュウガニ
Atergatis floridus

軟甲綱十脚目オウギガニ科。甲幅 5cm。甲はやや狭い扇形で,前後に強く湾曲する。表面はなめらかで光沢があり,褐色地に乳白色の雲状紋をもつが,紋は個体ごとに異なる。昼間は岩礁のすきまにもぐり込んでおり,夜間に活動する。海域によって麻痺性貝毒のサキシトキシンやフグ毒のテトロドトキシンなどを筋肉内に蓄えていることがあり,食用とするのは危険である。房総半島以南のインド西太平洋全海域に広く分布する。(→甲殻類,十脚類,節足動物,軟甲類)

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関連語 麻痺性貝毒

世界大百科事典(旧版)内のスベスベマンジュウガニの言及

【魚貝毒】より

…餌となる下等生物がつくった毒を,これらの魚が食べて毒化するらしい。
[オウギガニなど]
 ウモレオウギガニ,ヒラアシオウギガニ,スベスベマンジュウガニなどによる中毒で,原因物質はサキシトキシンなどの麻痺性の猛毒である。筋肉と甲殻に毒がある。…

【マンジュウガニ(饅頭蟹)】より

…両者ともやや横長の甲が丸く盛り上がっており,マンジュウガニの和名がよくあてはまる。 マンジュウガニ類のうちもっとも目にするのは各地の岩礁に多いスベスベマンジュウガニA.floridus(イラスト)である。甲幅5cmほどで,紫褐色の地にレース編みのような白色の雲紋模様がある。…

※「スベスベマンジュウガニ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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