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「スムート・ホーレー法」の意味・わかりやすい解説
スムート・ホーレー法【スムートホーレーほう】
1930年代初頭に米国で成立した,関税の大幅引上げを定めた法案。スムートSmootとホーレーHawleyは,法案を提案した議員の名前。保護主義政策の典型例として名高い。これにより,米国の平均関税率はわずか4年で50%を超えるに至った。その結果,世界の関税引上げ競争に拍車がかかって,米国国内の不況を世界的な恐慌に広げた元凶とされている。→大恐慌
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スムート=ホーレー法
スムート=ホーレーほう
Smoot-Hawley Tariff Act
1930年アメリカの H.フーバー政府のもとで制定された高率関税法。 1920年代の保護関税政策を一層強めたもので (平均関税率は 38~42%に上昇) ,通商活動の拡大を困難にし,当時の世界恐慌に悪影響を及ぼした。 34年互恵通商協定法に取って代られた。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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