世界恐慌(読み)せかいきょうこう

  • World Crisis
  • せかいきょうこう ‥キョウクヮウ
  • せかいきょうこう〔キヨウクワウ〕

百科事典マイペディアの解説

資本主義が発展し,国際分業と貿易に基づく世界市場での各国の結びつきが強化されるに伴い,資本主義諸国を世界的規模で連鎖的に襲う過剰生産恐慌。1857年に欧米を包括する未曾有の規模で生じて以来,ほぼ8〜12年の周期で起こり,独占資本主義段階に入ってからはその深刻さと持続期間も増大した。特に1929年―1933年,米国に始まり全資本主義諸国に波及した恐慌は史上最大規模で,〈大恐慌〉また〈世界大恐慌〉と呼ばれる。第2次大戦後の1973年以降数年にわたるスタグフレーションと呼ばれる長期世界不況は,1930年代恐慌に次ぐ大不況とされる。→恐慌

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

大辞林 第三版の解説

世界的な規模の経済恐慌。特に、1929年にアメリカに始まり、世界に拡大した大恐慌をいう。 → 大恐慌

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

広義には一国において発生した過剰生産恐慌が次々と他国に波及して世界的規模に広がった状態をいうが、狭義には1929年にアメリカにを発して世界各国を襲った大恐慌をさす。[編集部]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典の解説

〘名〙 一九二九年秋、アメリカ合衆国の金融市場ウォール街の金融恐慌に始まって、世界の資本主義諸国に波及し、世界的規模で進行した恐慌。
※綿(1931)〈須井一〉五「時代は丁度、欧州大戦とそれに続く永久的世界恐慌、プロレタリア運動の勃興と」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

旺文社世界史事典 三訂版の解説

1929年10月24日(暗黒の木曜日)のニューヨーク株式市場の大暴落に端を発して全産業部門を襲い,全資本主義国家に波及した未曾有の大恐慌。1933年まで5年間に及ぶ
第一次世界大戦・ロシア革命ののち,資本主義が全般的に危機の時代にはいった現れで,各国は恐慌対策に奔走した。アメリカはニューディールイギリスブロック経済政策,日本・ドイツ・イタリア準戦時体制をとり,第二次世界大戦の有力な原因となった。

出典 旺文社世界史事典 三訂版旺文社世界史事典 三訂版について 情報

旺文社日本史事典 三訂版の解説

1929(昭和4)年10月24日,ニューヨークのウォール街の株価大暴落に端を発して,全資本主義国に及んだ経済恐慌
「暗黒の木曜日」ともよばれる最大・最長の恐慌で,日本・ドイツを除いて,主要国が恐慌前の水準に回復するのに10年かかった。各国は,ブロック化による景気回復や,日独のような対外進出や軍備増強をはかり,第二次世界大戦の大きな誘因となった。

出典 旺文社日本史事典 三訂版旺文社日本史事典 三訂版について 情報

今日のキーワード

ビットコイン

インターネット上で使用できる仮想通貨の一つ。日本円のような法定通貨とは異なり、通貨としての機能を持つ電子データであり、1ビットコインは、1BTCという単位で表記される。仮想通貨と似たものに、オンライン...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

世界恐慌の関連情報