改訂新版 世界大百科事典 「スリーナガル」の意味・わかりやすい解説 スリーナガルSrīnagar インド北西部,ジャンムー・カシミール州の夏の州都。人口89万4940(2001)。カシミール谷を流れるジェラム川をはさんで位置する。パンジャーブ・ヒマラヤをのぞむ標高1600mにあり,市東部のダル湖,ナギーン湖のほか風光明美な湖水が多く,インドを代表する観光地,避暑地である。市内にはムガル帝国諸王の造営になるモスクが多く,ダル湖周辺にはチャシュマー・シャーヒーなどのムガル庭園がある。カシミア・ショールの生産は衰えたが,絹織物,じゅうたん,金銀細工,銅器,木彫,革製品などの伝統工業が盛んである。執筆者:応地 利明 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by
百科事典マイペディア 「スリーナガル」の意味・わかりやすい解説 スリーナガル インド北西端,ジャンム・カシミール州の州都。シュリーナガルとも。ヒマラヤ山脈西部,山に囲まれたジェラム川河畔の美しい町。標高1600mにある避暑地。絨緞(じゅうたん),肩掛,銀・銅細工,皮革製品を産する。仏跡,モスク,かつての藩王の宮殿がある。126万4000人(2011)。 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報 Sponserd by