デジタル大辞泉 「スワップコスト」の意味・読み・例文・類語 スワップ‐コスト(swap cost) 為替スワップ取引で、直物と先物の相場の開きから受ける損失をいい、スプレッドを年率に直したもので表す。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「スワップコスト」の意味・わかりやすい解説 スワップ・コストswap cost 金利裁定取引を行う場合に生じる為替の差損。正味のスワップ・コストを算定する場合には,直先相場の開きに銀行の手数料や電信料を加減することが必要とされる。金利裁定取引によって資金は低金利国から高金利国へ移動するが,資金を回収するまでの期間中に,為替相場の変動を避けるためにはスワップ取引が行われる。その結果,高金利国の直物相場 (→直物為替 ) が上昇する反面,先物相場は下落し,スワップ・コストが発生する。したがって国際間の資金移動が法的にも制度的にも制約を受けない場合には,スワップ・コストは2国間の金利較差を反映することになり,両者が乖離 (かいり) するかぎり金利裁定の発生する余地がある。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by