スワップコスト(その他表記)swap cost

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「スワップコスト」の意味・わかりやすい解説

スワップ・コスト
swap cost

金利裁定取引を行う場合に生じる為替差損正味スワップコストを算定する場合には,直先相場の開きに銀行の手数料や電信料を加減することが必要とされる。金利裁定取引によって資金は低金利国から高金利国へ移動するが,資金を回収するまでの期間中に,為替相場変動を避けるためにはスワップ取引が行われる。その結果,高金利国の直物相場 (→直物為替 ) が上昇する反面先物相場は下落し,スワップ・コストが発生する。したがって国際間の資金移動が法的にも制度的にも制約を受けない場合には,スワップ・コストは2国間の金利較差を反映することになり,両者乖離 (かいり) するかぎり金利裁定の発生する余地がある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む