ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「セグノサウルス」の意味・わかりやすい解説 セグノサウルスSegnosaurus 爬虫類竜盤目獣脚亜目テリジノサウルス科に属する肉食恐竜。白亜紀後期,アジアに生息した。モンゴルで発見された。骨盤は典型的な竜盤型ではなく,むしろ鳥盤型に近い奇妙な配列を示す。恥骨は鳥盤類のように大きくうしろに曲り,前恥骨突起がない代りに,腸骨の前方が大きく広がる。これは走るための適応と考えられる。セグノサウルス類の頭骨と古竜脚類の頭骨は見かけは似ているが,脳函の形態は明らかに異なる。顎の後方には鋭い肉切り用の歯があるが,前方にはまったく歯がない。顎の前部は角質の嘴だったらしい。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by
デジタル大辞泉プラス 「セグノサウルス」の解説 セグノサウルス 白亜紀後期に生息した恐竜。全長約7メートル。竜盤類とも鳥盤類ともつかぬ独特の骨盤をもち、分類には諸説ある。食性についても、草食、魚食などの説があり確定していない。前脚には鋭く大きなカギヅメがあり、後脚はがっしりとしていて、二脚歩行が可能だったとみられる。 出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報 Sponserd by