せっせっせ(読み)セッセッセ

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精選版 日本国語大辞典 「せっせっせ」の意味・読み・例文・類語

せっせっせ

  1. 〘 名詞 〙 女児の遊戯の一つ。二人が向かい合い、歌をうたいながら繰り返し互いに手のひらを打ち合わせる。

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改訂新版 世界大百科事典 「せっせっせ」の意味・わかりやすい解説

せっせっせ

向かい合った2人が,歌をうたいながら互いに相手の手を打ち合う遊び。まず手を軽く握り合って振りながら〈せっせっせのよいよいよい〉とはやし,自分の手を合わせて終わり,ついで歌に入る。はやしことばには意味はない。歌は文部省唱歌汽車》《茶摘み》や手まり歌などが適宜用いられる。そのリズムに合わせて,互いの両手右手と相手の左手,右手と相手の右手というように手を打ち合い,あるいは特定身ぶり動作をまじえて進行し,区切りには自分の手を合わせる。以上の順序や組合せは自由であるが,地域によって一定パターンができ上がって伝承されている。日本全国にみられる,主として女児の遊びである。
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