20世紀西洋人名事典 の解説
セバスティン・チャールズ ルコント
Sébastien-Charles Leconte
1860 - 1934
フランスの詩人,裁判官。
アラス出身。
法律を学び、生涯裁判官をその職とした。未開民族の風俗に興味をもち、しばしば、インド、南洋を訪問。1897年に2冊の詩集「去りゆく心」「アレスの楯」を発表、文壇に彗星のごとく登場する。「美しい詩を作る」ことのみを念願し、いかなる流派に対しても常に超然たる態度をもち続ける。その他の作品に「人間の誘惑」(1903年)、「鉄仮面」(’11年)などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報