デジタル大辞泉プラス 「セロ弾きのゴーシュ」の解説 セロ弾きのゴーシュ 宮沢賢治による童話。賢治没後の1934年に刊行された全集に収録された作品。1926年前後に着手された作品と見られ、晩年まで手入れが続いていた。楽団のセロ(チェロ)奏者だが演奏が下手なゴーシュの家に、夜な夜な様々な動物が訪ねてきて演奏を促す。彼らとの交流を通じ“音楽”を理解していくゴーシュの成長を描く。賢治自身がセロを習っていたことが作品の背景にあるとされる。 出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報