セントメアリー大聖堂(読み)セントメアリーダイセイドウ

デジタル大辞泉 「セントメアリー大聖堂」の意味・読み・例文・類語

セントメアリー‐だいせいどう〔‐ダイセイダウ〕【セントメアリー大聖堂】

St. Mary's Cathedral
アイルランド南西部、リムリック州の港湾都市リムリックにある大聖堂。12世紀にマンスター王ドナル=モー=オブライエンの居城の一部を利用して建造ロマネスク様式の入口と回廊は12世紀、ゴシック様式の内陣と礼拝堂は15世紀のものとされる。リムリック最古の建造物の一。
アイルランド南東部、キルケニー州の都市キルケニーにある、19世紀半ばに建造されたゴシック様式の大聖堂。建造中、ジャガイモ飢饉ききんによる財政難に陥ったため、建設当初の計画を変更した結果、塔の高さに比べ身廊が短くなった。
アイルランド南西部、ケリー州の都市、キラーニーにあるローマカトリック教会の大聖堂。19世紀半ばに、ネオゴシック様式第一人者である建築家ウェルビー=ピュージンの設計で建造された。
オーストラリア、ニューサウスウェールズ州の州都シドニーの中心部にある大聖堂。ハイドパークに隣接。1821年に創設。火事で焼失したのち、1928年にネオゴシック様式で再建。同国におけるローマカトリック教会の中心として知られる。
マレーシアの首都クアラルンプールの市街中心部にある英国国教会の大聖堂。19世紀末、スルターンアブドゥルサマドビルを設計した英国人建築家により、ネオゴシック様式で建造。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のセントメアリー大聖堂の言及

【ソールズベリー】より

…1220年司教座がオールド・セーラムからエーボン川の畔のニューセーラムに移るとともに,住民の多くもこの新市に移動し,今日のソールズベリーとして発展した。【青山 吉信】
[大聖堂]
 正称はセント・メアリー大聖堂Saint Mary’s Cathedral。初期イギリス・ゴシック様式の代表例である。…

※「セントメアリー大聖堂」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android