ハイドパーク(読み)はいどぱーく(英語表記)Hyde Park

翻訳|Hyde Park

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ハイドパーク」の意味・わかりやすい解説

ハイドパーク
Hyde Park

イギリスイングランド南東部,ロンドンにある公園。ロンドン市(シティ)の西方,ウェストミンスター西部に位置する。面積は約 1.4km2。もとウェストミンスター寺院領地で,ジェームズ1世により一般に公開された。西に隣接するケンジントンガーデンにまたがってサーペンタイン池がある。ハイドパークの北東隅,マーブルアーチの近くにはスピーカーズ・コーナーと呼ばれる有名な演説広場がある。

ハイドパーク
Hyde Park

アメリカ合衆国ニューヨーク州東部の住宅町。ハドソン川東岸,ニューヨークの北約 120kmに位置する。 F.ルーズベルト大統領の生地で,また彼ら夫妻の葬られた土地でもある。ルーズベルト図書館,アメリカ博物館がある。地名は 1702~08年のニューヨーク州知事 E.ハイドに由来。人口2万 1230 (1990) 。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ハイドパーク」の意味・わかりやすい解説

ハイド・パーク
はいどぱーく
Hyde Park

イギリスの首都ロンドンのウェストミンスター区にある公園。繁華街の中心ピカデリー・サーカスの西1キロメートルほどの都心部にある。面積は146ヘクタール、サーペンタイン池を挟んで一続きの公園となっている西隣のケンジントン・ガーデンズをあわせると249ヘクタールで、東京の日比谷(ひびや)公園の約15倍に相当する。ウェストミンスター寺院の所領からヘンリー8世(在位1509~1547)の時代に王室の狩猟地となり、1635年チャールズ1世によって市民に公開され公園となった。北東隅のマーブル・アーチ付近にスピーカーズ・コーナーがあり、1872年以来自由な討論が行われる場所として有名。1851年第1回万国博覧会の会場となった。

[久保田武]

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