ソリカムスク(英語表記)Solikamsk

デジタル大辞泉 「ソリカムスク」の意味・読み・例文・類語

ソリカムスク(Solikamsk/Соликамск)

ロシア連邦ペルミ地方都市ウラル山脈西麓、ボルガ川支流のカマ川沿いに位置し、河港を有す。15世紀に岩塩採掘拠点になり、17世紀末には製塩業で栄えた。近年マグネシウムレアアース希土類元素)の精錬工場がある。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ソリカムスク」の意味・わかりやすい解説

ソリカムスク
Solikamsk

ロシア中西部,ペルミ地方の都市。ペルミの北約 200km,カマ川左岸に位置する河港都市。ウラル地方における最も古い集落の一つで,15世紀初めに岩塩鉱山の町として開かれた。岩塩,カリウム塩の採掘と,これを元とした化学工業が盛んで,ロシア有数のマグネシウム工場が立地する。パルプ製紙,木材加工などの工業もある。ペルミと鉄道,ハイウェーで連絡。人口 9万9318 (2006推計) 。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ソリカムスク」の意味・わかりやすい解説

ソリカムスク
そりかむすく
Соликамск/Solikamsk

ロシア連邦中西部、ペルミ州の工業都市。ウラルのカマ川左岸に位置し、河港がある。人口10万6400(1999)。15世紀前半の岩塩採取に源を発した古い都市。17世紀末には製塩地としてウラル最大の人口を有した。その後衰えたが、ソ連邦形成後の1925年にカリ塩が発見され、カリ・コンビナートセルロース・紙コンビナートが建設されて再生した。

[中村泰三]

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