タイムシェアリングシステム(読み)たいむしぇありんぐしすてむ(その他表記)time sharing system

日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

タイムシェアリングシステム
たいむしぇありんぐしすてむ
time sharing system

コンピュータシステムの操作方式の一つ。1台のコンピュータをそれぞれの端末から使用している多数のユーザー(使用者)に、各人は自分ひとりでコンピュータを独占して使用しているかのように見せかける方式。略してTSSともいう。最初のシステムは、1961年にマサチューセッツ工科大学MIT)で開発されたCTSS(Compatible Time-Sharing System)である。初期のシステムでは、ブラウン管を用いた表示装置キーボードからなる装置を端末として用いた。中央のコンピュータシステムの規模に応じて、数台から数十台、場合によっては数百台もの端末がコンピュータと結合されていて、端末のユーザーは同時にコンピュータを使用することができる。ユーザーは、各自が自分専用のコンピュータをもっている気分でコンピュータを使用できるが、コンピュータでは、一時には1人のユーザーの仕事しか処理しない。1人のユーザーをごくわずかの時間だけサービスすると次のユーザーに移り、同時に使用しているユーザーをひととおりまんべんなくサービスすると、ふたたび最初のユーザーに戻ってサービスをする。端末のユーザーはキーボードから入力していたり、考えたりしているので、同時にたくさんのユーザーをサービスできる。

[土居範久]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のタイムシェアリングシステムの言及

【オペレーティングシステム】より

…これをマルチタスキングと呼ぶ。ユーザーから,マルチタスキングが最もわかりやすい形で見えるのは,タイムシェアリングシステムである。これは1台のコンピューターにたくさんのユーザーが端末装置を通してつながり,どのユーザーにも仮想的にそのコンピューターを占有しているように見せかけたシステムである。…

※「タイムシェアリングシステム」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

昆虫綱半翅目(はんしもく)同翅亜目セミ科Cicadidaeの昆虫。体長は雄32~39ミリメートル、雌23~28ミリメートル。体は黒色で、茶色や緑色の斑紋(はんもん)がある。雄の腹部は大きく、空洞で、発...

ヒグラシの用語解説を読む