タマリンドの木（読み）タマリンドノキ

デジタル大辞泉

タマリンドのき【タマリンドの木】［書名］

池沢夏樹の小説。平成3年（1991）刊行。タイの難民キャンプでボランティア活動をする女性と、機械メーカー社員の男性の恋愛を描く。

タマリンド‐の‐き【タマリンドの木】

タマリンドの別名。
[補説]書名別項。→タマリンドの木

出典　小学館

精選版 日本国語大辞典

タマリンド‐の‐き【タマリンドの木】

1. 〘 名詞 〙 マメ科の常緑高木。熱帯アフリカ・インドの原産。熱帯各地で広く栽培される。高さ二五メートル。葉は偶数羽状複葉、長さ五～一五センチメートル。小葉は一〇～二〇対、長楕円形で長さ約一・五センチメートル。枝先または葉腋に総状花序を出し一二～一三個の花をつける。花は径三センチメートルばかり。淡黄色で紫紅色の条線があり、五弁中二弁は退化し上側の三弁のみが発育する。雄しべも三本を残して刺毛状に退化し、残った方は大きく発達して花糸の中部以下が合生する。羅望子。酸果樹。酸梅。酸豆。酸角。タマリンド。
   1. [初出の実例]「タマリンドの樹を通って 毎日彼の喉のところへやって来た」(出典：あむばるばりあ（1933）〈西脇順三郎〉失楽園)

出典　精選版 日本国語大辞典