20世紀西洋人名事典 「ダリユスミヨー」の解説
ダリユス ミヨー
Darius Milhaud
1892.9.4 - 1974.6.22
フランスの作曲家。
元・パリ音楽院教授。
エクス・アン・プロバンス生まれ。
1909年パリに出て、パリ音楽院でクサビエ・ルルー等に師事。第一次大戦中外交官詩人ポール・クローデルの秘書官としてブラジルに滞在。戦後、パリに戻り、オネゲル、オーリックなどとともに「六人組」の一員となり、作曲家として活躍。第二次大戦中はアメリカに亡命、カリフォルニアのミルズ・カレッジで教鞭を取る。’47〜61年パリ音楽院作曲家教授を務める。ラテン的明透性と論理的構成を特徴とした音楽を作り、作品にオペラ「クリストフ・コロン」(’28年)、管弦楽曲「ブラジルの思い出」(’21年)、「プロバンス組曲」(’36年)など交響曲、室内楽曲など多数ある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報