チェスケーブデヨビツェ(読み)ちぇすけーぶでよびつぇ(その他表記)České Budějovice

デジタル大辞泉 「チェスケーブデヨビツェ」の意味・読み・例文・類語

チェスケー‐ブデヨビツェ(České Budějovice)

チェコ南部の都市。ブルタバ川とマルシェ川の合流点に位置する。南ボヘミア州最大の都市で、政治商業の中心地。ビール醸造が有名。13世紀、ボヘミア王オタカル2世により建設され、岩塩や銀の交易発展。旧市街のオタカル2世広場周辺には、バロック式の市庁舎や聖ミクラーシュ教会などの歴史的建造物が数多く残る。ドイツ語名ブートワイスまたはブートバイス

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「チェスケーブデヨビツェ」の意味・わかりやすい解説

チェスケー・ブデヨビツェ
ちぇすけーぶでよびつぇ
České Budějovice

チェコのボヘミア地方南部の中心都市。ブルタバ川とマルシェ川の合流点に位置し、交通の要地。ドイツ語名ブートワイスBudweis。人口9万8876(2001)。有名なビール醸造のほか、鉛筆、家具、食品、機械(モーター)、鋳物の各工業も発展している。1265年に国王都市として設立され、当時の広い正方形の広場教会をはじめ、16世紀の黒い鐘楼、16世紀につくられ18世紀にバロック様式外観を与えられた市庁舎などが残されている。19世紀初頭より工業が発展し、1832年ここからリンツへ向けてヨーロッパ大陸で初めての鉄道馬車が走った。

中田瑞穂

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