中田瑞穂(読み)なかたみずほ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「中田瑞穂」の意味・わかりやすい解説

中田瑞穂
なかたみずほ

[生]1893.4.23. 島根
[没]1975.8.18. 新潟
脳外科医。 1917年東京帝国大学医科大学卒業,近藤外科に入局し,22年新潟医学専門学校教授。 25年から欧米に留学し,27年新潟医科大学教授となる。 36年には脳外科研究のために欧米各国を視察し,以来,日本の脳外科学の開拓者として活躍した。 67年文化功労者,68年日本学士院会員となった。また「みずほ」の名で,高浜虚子門下の俳人としても知られている。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「中田瑞穂」の解説

中田瑞穂 なかた-みずほ

1893-1975 大正-昭和時代の医学者,俳人。
明治26年4月24日生まれ。昭和2年新潟医大教授となる。新潟大にわが国初の脳神経外科創設。日本外科学会会長,日本脳神経外科学会会長をつとめた。42年文化功労者。また高浜虚子に師事し,「まはぎ」を創刊,主宰した。昭和50年8月18日死去。82歳。島根県出身。東京帝大卒。俳号はみづほ。著作に「脳手術」,句集に「春の日」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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