現代外国人名録2016 「チェスターウィリアムズ」の解説
チェスター ウィリアムズ
Chester Williams
- 職業・肩書
- ラグビー指導者 南アフリカスポーツ観光大使
- 国籍
- 南アフリカ
- 生年月日
- 1970年8月8日
- 出生地
- ケープタウン近郊
- 経歴
- カラード(混血)の両親の間に生まれ、小学生の頃は6キロ先の学校まで裸足で通った。1993年〜2000年南アフリカ代表(愛称スプリングボクス)の15人制および7人制チームの代表として出場。1995年自国開催の第3回W杯で唯一の非白人選手として活躍、ニュージーランド代表(愛称オールブラックス)を破り、初優勝に貢献。アパルトヘイト(人種隔離)政策を撤廃し、ネルソン・マンデラ大統領の下、人種融合国家として再出発した新生・南アフリカの象徴的存在となった。2000年引退後、2003年までスプリングボックス・セブンズ(7人制)でコーチ。その後は南アフリカ、ニュージーランド、オーストラリアの南半球強豪3ケ国で争う国際リーグ、スーパーリーグのクラブや州、南アフリカA代表でコーチを歴任。現在はルーマニアのラグビークラブ、ティミショアラでコーチを務め、2012年にはチームを40年ぶりの優勝、2013年には2年連続優勝へと導いた。2014年スポーツ観光大使に就任し、来日。アパルトヘイト時代の終焉である“白人と黒人の融和”の象徴として有名。その活躍は、クリント・イーストウッド監督の映画「インビクタス/負けざる者たち」の題材にもなった。親日家。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報