チチコグサモドキ(読み)ちちこぐさもどき

日本大百科全書(ニッポニカ) 「チチコグサモドキ」の意味・わかりやすい解説

チチコグサモドキ
ちちこぐさもどき / 父子草擬
[学] Gamochaeta pensylvanica (Willd.) Cabrera
Gnaphalium pensylvanicum Willd.

キク科(APG分類:キク科)の越年草。熱帯アメリカ原産で、大正(1912年以降)の初めに渡来し、今日では道端に普通にみかけるようになった。茎は単立するか基部分枝し、高さ10~30センチメートル。全草は白色綿毛に覆われる。4~6月、茎上部の葉腋(ようえき)の小枝に、頭花を数個ずつ穂状につける。名は、全体がチチコグサに似ているが、まったくの別種であることによる。

[小山博滋 2022年3月23日]


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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