チバ・ガイギー(その他表記)Ciba Geigy A. G.

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「チバ・ガイギー」の意味・わかりやすい解説

チバ・ガイギー
Ciba Geigy A. G.

スイスの多国籍化学会社。 1884年染料会社ゲゼルシャフト・フュール・ケミシェ・インデュストリーとして設立。 1945年チバと改称。 69年イギリスのイルフォード,西ドイツのファフルベルク・リストを買収,70年大手化学薬品メーカーの J. R.ガイギーを合併してチバ・ガイギーに変更。 71年アメリカのレン・プラスチック,74年チェス・S・ターナー,アルザ,77年アメリカのプラスチックメーカーのレリアブル・マニュファクチュアリングを買収するなど関連事業を拡大した。事業内容も薬品,染料,化学品,プラスチック,写真用品,化粧品,農薬コンタクトレンズなど,医薬・化学部門を幅広く手がけていた。 96年には同じスイスの医薬品メーカーであるサンドと対等合併し,新会社ノバルティスとなった。同時に,医薬品,農薬,栄養食品部門に的を絞った事業展開をはかり,チバ・ガイギーの染料,ポリマーなど特殊化学品部門を分離・独立させチバ・スペシャリティ・ケミカルズとするとともに,サンドの建設用特殊化学品部門も分離し独立させた。日本の両支社もそれに伴い組織統合を行い,ノバルティスグループを統括するノバルティスジャパン,医薬品部門のノバルティスファーマ,農薬関係のノバルティスアグロ,コンタクトレンズなど眼科部門のチバビジョン,種子類を扱うノバルティスシードの5社を設立した。

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