チュキカマタ(英語表記)Chuquicamata

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「チュキカマタ」の意味・わかりやすい解説

チュキカマタ
Chuquicamata

チリ北部の鉱業都市。太平洋岸から約 140km内陸,アンデス山脈西斜面にあり,標高約 2700m。世界最大級の銅鉱床があり,1915年露天掘りにより採掘を開始,同国の銅生産の約4分の3を生産している。 52年選鉱・製錬設備が完成,68年には製錬設備が増設され,70年代後半から年産 50万tが可能となった。近くのサガスカ,エホティカにも鉱床がある。生産された銅は,南西約 220kmの太平洋岸にあるアントファガスタ鉄道で運ばれ,輸出される。なお開発は当初アメリカ合衆国系企業によって進められたが,69年国有化された。人口2万 9959 (1983推計) 。

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