現代外国人名録2016 「チョウ・ユンファ」の解説
チョウ・ユンファ
周 潤発
Chow Yuen-fat
- 職業・肩書
- 俳優
- 国籍
- 香港
- 生年月日
- 1955年5月18日
- 出生地
- 新界地区南Y島
- 学歴
- TVB俳優養成所卒
- 受賞
- 香港国際映画祭主演男優賞(第1回)〔1982年〕「獣たちの熱い夜」,金馬奨主演男優賞(台湾)〔1984年〕「風の輝く朝に」,アジア太平洋映画祭主演男優賞(第30回)〔1985年〕「風の輝く朝に」,香港電影金像奨主演男優賞(第6回・7回・9回)〔1987年・1988年・1990年〕「男たちの挽歌」「友は風の彼方に」「過ぎゆく時の中で」
- 経歴
- 香港の小さな島の貧しい農家で育つ。12歳で香港本土に渡り、多くの仕事を経験。18歳の時俳優になろうと決心、TVBの俳優養成所に入る。1974年からテレビに出演、連続ドラマ「狂潮」(’75年)、「上海灘」(’79年)の主役となり人気を得る。一方’75年「投胎人(誕生)」で映画デビューし、’82年の「胡越的故事(獣たちの熱い夜)」で高く評価される。’86年のちに人気シリーズとなる「英雄本色(男たちの挽歌)」で暗黒街の男を演じトップスターとして不動の地位を築く。’98年「リプレイスメント・キラー」でハリウッド初主演。2001年主演作「グリーン・デスティニー」(2000年)がアカデミー賞で4部門を制し、ハリウッドスターの仲間入り。ほかの代表作に「等待黎明 香港1941(風の輝く朝に)」(1984年)、「龍虎風雲(友は風の彼方に)」(’87年)、「秋天的童話(誰かがあなたを愛している)」(’87年)、「阿郎的故事(過ぎゆく時の中で)」(’90年)、「ゴッド・ギャンブラー(賭神)」(’89年)、「アゲイン/男たちの挽歌3」(’90年)、「ハード・ボイルド/新・男たちの挽歌」(’92年)、「フル・ブラッド」(’94年)、「ゴッド・ギャンブラー完結編」(’94年)、「大陸英雄伝」(’95年)、「アンナと王様」(’99年)、「バレットモンク」(2003年)、「Hua Mulan」(2004年)、「王妃の紋章(Curse of the Golden Flower)」(2006年)、「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド」(2007年)、「シャンハイ」「孔子」(2010年)などがある。庶民性と芸域の広さから地元では“亜洲影帝(アジアの映画王)”と言われ、人気はシンガポール、中国、台湾、米国、日本と広がり、世界的スターとなる。1999年ハリウッドのチャイニーズシアター前にアジア人として初めて手型を残す。’89年初来日。愛称“発仔”(ファチャイ=ファちゃん)。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報